演劇女子部「続・11人いる!東の地平・西の永遠」京都公演感想

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演劇女子部「続・11人いる!東の地平・西の永遠」京都公演を観に行ってきました!

「続・11人いる!東の地平・西の永遠」

初日を観るのはコンサートや舞台でも今まで一度もなく、前情報無しに観るというのは初めてです。

正直、舞台の記者会見で見たイリュージョンに不安を覚えていたんですが、実際観たらそんな気持ちを吹き飛ばすぐらいに良かったです!

では舞台の感想。割とネタバレ気にせず書いてますのでよろしくお願いします。

続・11人いる!の舞台化

演劇は「続・11人いる!」の方で「11人いる!」の続編を演じたんですが、舞台前半に「11人いる!」のストーリーも少し混ぜ込んであり、開演前の前説で舞台設定の説明(演劇女子部の石井さんと研修生の高瀬さんふたりで説明してくれる)があるので、元の話を読んでなくてもなんとなく設定がわかる様になってます。

ただ個人的には(あのキャスト何なの?)って思ってるうちに話がどんどん進むから、原作読んでから観た方がいいかなーと思います。観る回数が少ない人は特に。

原作がボリュームあるので元々の話からばっさり削られたところもありますが、ほとんど原作どおりの内容です。セリフもほぼ同じ。

EAST・WESTのダブルキャスト

去年の舞台はα版・β版と2種類のお話がありましたが、今回は話は同じで演じる人間が変わるダブルキャストでした。

またメンバーにかなり負担強いる事するなーとも思ったんですが、こちらの心配を軽々と超えていいものを観せてくれました。
(これは比べられるし本人たち辛そうだなー、やってて大変じゃないかな)と思ってた自分を責めたい。

これはどちらがいいというより、どっちもいいじゃん!ってなりましたね。

同じお芝居でも演技が違うからその違いを楽しむ舞台というか。これ本人の解釈も入れ込んでるんですかね。

元々の本人の雰囲気や資質もあると思いますが演じる人が変わると結構違ってくるんですね。周りの危惧を軽々と超えてくるメンバーの力量にほんと頭が下がります。

ダブルキャストの配役

配役の件はまあそうだろうなと。舞台ではメインの石田・工藤にプラスして鞘師が抜けた後の枠に小田が収まったと。

でも今回は舞台で伸びて欲しいメンバーにそれぞれ課題を課してたのかなと思いました。

主役級の石田・工藤の二人には役の振り幅。石田は男役、工藤は女役(女の子なのに女役が課題ってのもおかしな話だけども)

小田ちゃんは主役級の役を演じること。

そして今回新たにチャレンジしたのはふくちゃん・まーちゃんのバセスカ役。

原作読めばわかりますけど、「続・11人いる!」はバセスカがメインのお話なんです。バセスカ主役と言っても間違いない。

そして結構感情の振り幅が大きいシーンもある。

今まで演技得意じゃないよねって割と言われてた二人だと思いますが、この役を与えられたことは、演技面での成長を求められてこのキャストをあてがわれたのかなとも思いました。

舞台セットや演出の印象

舞台セットはリリウム・トライアングルに比べたら簡素な作りだなと思いました。超シンプル。

でも劇中にプロジェクションマッピングを使った演出があって、それが宇宙空間やタダの持つテレパス能力をうまく表現してたのでこういう演出方法もいいなーなんて思いました。

舞台発表の記者会見で見せたイリュージョンのシーンも(あれやるの…)っていう感じで観る前は不安したけど、あれは記者会見用に準備したシーンで本編では登場しなかったので良かったです。

イリュージョンも自然に劇中に溶け込んでましたよ。

あとナビの中ではテーブルを浮き上がらせる所だけ写してましたが、舞台後半にバセスカが王位を譲る誓約書を書かされた時にも出てきました。

どちらかというとテーブル浮かすより、そっちの方が失敗したら大変な気がする。

舞台の見どころ

舞台の見どころはやっぱりフォースがバセスカを殺そうとするシーンですね。

宇宙大学を一緒に受験して親友同士になったのに、国の命令でバセスカを殺さなくてはいけなくなったフォース。友達だから殺したくない、でも叔父殺しの犯人だと言われ、本当にそうかもしれないと少し疑ってしまう部分もある。

そして殺さないと国に残った家族がどうなるか分からない。どうしたらいいのか分からずにそこで苦悩するフォース。バセスカを殺しに向かうんだけども追い詰められ自分が自殺してしまう。

その時にグワッと舞台に引き込まれます。

EAST・WESTでこのシーンは同じ事をしてるんですけど全然印象が違う。

 

小田フォースはバセスカを裏切らなければならない哀しみと、その命令から逃れられない絶望。

 

石田フォースは国とバセスカとの板挟みになった苦しみと、そんな自分の運命を呪う怒り。

 

観ていてそんな風に感じました。

ESATでは小田ちゃんとふくちゃんがそのシーンを演じるんですが、やっぱり歌が上手いので歌で引き込まれます。EASTは二人の歌の巧さが際立ってました。言葉は違うかもしれないけどスマートで気品を保ちながら対峙しているイメージ。

WESTは特に2日目のが良かったんですけど、お互いの熱量でぶつかる感じ。荒々しいイメージ。このシーンの歌唱はEASTに比べれば安定感はないかもしれないですが、その不安定さがより臨場感を出しているというか。

EASTが引き込まれるなら、WESTが投げつけられる感じ?ちょっとうまく説明できない。

このシーンはどちらがいいとかないですほんとに。どちらも違ってどちらも良かった。ダブルキャストの良さが一番出てたシーンではないでしょうか。

あとフォースとバセスカの関係を表してるのがこの握手のシーン。

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二人が何度かこの握手を劇中するんですが、これがおそらく二人の固い絆を表現してるんですよ。

そして一番泣けたのが最後キャストがステージに登場して挨拶する所。

ふたりずつ出てくるんですけど、フォースとバセスカで登場した時にステージの真ん中でこの握手をするんですね。

全て舞台を観終わった後だから(フォースが死んでしまっても二人の友情は続くんだね…)って勝手に思って勝手に感極まってました。

それぞれの印象の感想。

工藤遥(EAST:フロル・WEST:タダ)

演技は上手いですよね。

これは私が悪いんですけど上手いのが普通すぎて見てて(おっ!)っていう驚きがないんですよ。安定感ありまくりで。タダの男の子役はもう慣れたものって感じがします。

ちょっとチャラいタダに見えたのは普段のイメージが私の頭の中に刷り込まれているからそう見えたのか。

舞台の時はキーが合うのか歌も声が綺麗に伸びるから上手いなと思います。タダとフロルの時で歌い方を変えてたのは流石だなと思いました。

小田さくら(EAST:フォース・WEST:フロル)

最初のEAST公演後のMCで涙を流したくらい緊張して初日を迎えた小田ちゃんですが、演技もそつなくこなし、歌は抜群でした。

フォース役という事で男役は初めてですけど、第一声でちゃんと声を変えて演技してました。声を自在に操れるってすごい武器をもってますね。

私が小田ちゃん観てて一番すげーっ!って思ったのが、WESTのフロル役を演じてる時。

後半にタダへの想いを歌う場面があるんですけど、その独唱がもうね。凄かった。語彙力ないんで凄いとしか言いようがないんですけど、リリウムでマリーゴールドの「もう泣かないときめた」の歌を聴いた時と匹敵するくらいの歌唱だった。

その時は舞台の空気を一人で制圧してた。小田ちゃんは今まで幸薄い感じの役が多かったですけど、フロル役もあってましたよ。

普通にセリフ言う時よりも「ん?あんだよっ」ってぼそっと言うセリフの言い方が自然で好きでした。

譜久村聖(EAST:バセスカ・WEST:オナ)

ふくちゃん演技苦手だよね…って思っててごめんなさい!って思うほどの熱演。バセスカの演技は一皮むけた感がありました。

フォースが自殺した場面でバセスカが絶叫するんですけど、その叫び声は今まで聞いた事のない声でした。ふくちゃんこんな声だせるの?って驚いた。

元々おっとりしてて今まで感情を露わにする事ってなかったと思います。

素直な感情表現が苦手なタイプかなと思ってましたが、このフォースを失った悲しみを絶叫するシーンは感情が爆発してた。一番引き込まれるシーンですね。

ふくちゃん演じるバセスカ王は気品ある気高き王っていう雰囲気がありました。

逆にオナ役はふくちゃんの普段のイメージ通りな役柄。ダンスシーンはさすがに上手いなと思いました。バセスカの方がインパクトありすぎてオナの印象があまりないです。

あと途中モブ役でも出てくるので油断してるとびっくりします。

佐藤優樹(EAST:トマノ・WEST:バセスカ)

バセスカの兄、いつもお酒を飲んで酔っ払っているトマノ。舞台上でのピエロの役割。

今回あまりアドリブなどできそうにないお話で唯一自由に動けるキャラクターです。これは普段のまーちゃん見てたら合うなと思う役。リリウムの時のマーガレットと似てるかも。

フラフラと舞台上を右往左往してセリフを言ってない時にどんな動きしてるのか観てるのも面白い。まーちゃん色々考えて演じてるなと思います。

バセスカは本当にチャレンジの役でしたよね。BS-TBSナビ見た時にも苦労してるなと思ってましたが、そこから全然変わってたのでこちらも驚きました。

まず声も低く男らしさを意識して声が全然違った。演技も感情が入り込んでフォースが自殺した後のシーンは泣いてましたし。(そこまで感情移入して演技してるなんて…!)っていう驚き。

喉の調子が悪いのだけが残念ですけど、その不調をはね返そうとする熱量が凄かった。

あと個人的に好きなシーンは、最後チュチュに「私を殺しますか?」って聞いた後にひざまずいてチュチュが近寄ってくるのを待つ所。

なんかすっごく紳士的に見えたんですけど!

その後メインテーマを歌う時にチュチュをエスコートしてステージに出てくるんですが、まりあちゃんがチュチュ役なので身長差が逆転してるのに、それでも紳士的な振る舞いで普通に王に見えました。

生田衣梨奈(EAST:レッド・WEST:石頭)

生田さんの演技は初めて見ました。レッドは生田さんの良さが出た役。

殺陣のシーンは一人だけ段違いにレベルが違ってめちゃめちゃカッコイイです。発声も男役に近づけてた。

ただ殺陣シーンが激しいのか、その後のセリフが息切れしちゃって男声もキープできずに戻り気味になるのが惜しい。でもそこはこれから回を重ねるごとに上手くなっていくんじゃないかなと思います。

生田さんはアクロバットもできるし殺陣も上手いので、将来水野美紀みたいなアクション女優の道もあるんじゃないかと思ってしまいます。

逆に石頭はあんまり印象に残らなかった。このキャストではあまり出ませんがその代わりモブ役でめっちゃ出てきます。バックで踊ってる時のダンスのキレが良いです。

飯窪春菜(EAST:アテナイ・WEST:ローン)

はるなんに関してはひとつだけ言いたい。

なぜもっといい役をやらせないのか!

はるなんのお芝居めっちゃ上手いしめっちゃ好きなんですけど!EASTのアテナイは出てくるのが少し過ぎてあんまり印象がないです。

逆にローンは出てくるシーンはそんなに多くないけど、その場の空気を作るの上手いなと思いました。

そしてこれも二日目が抜群に良かったんですが、最後に和平交渉をする場面。

ローンがひざまずいてバセスカに「われわれは和平を望んでおります」とセリフを言う部分があるんですが、初日は淡々とセリフを言ってたはずなのに、この時は感情を高ぶらせ声を震わせてセリフを言ってました。

多分涙も流してた。

私はローンはおそらく意識を取り戻した時にフォースの件を知ったんじゃないか。その甥の無念を自分が払してやらねばという思い。

そしてバセスカから「和平に応じる」という言葉を受けて自分なりに報いる事が出来たと思ってああいう演技になったんじゃないかと勝手に解釈してました。

そこまで脳内補完させるはるなんの演技だったんですよ。もらい泣きしちゃいましたよ。だからもうちょっといい役やって欲しい。はるなんもモブ役多かった。

牧野真莉愛(EAST:オナ・WEST:チュチュ)

EASTのオナは元々のスタイルとバレエをやってたおかげなのか、立ち姿がすごく綺麗でした。原作のオナっぽかった。

初日に歌を聴いた時はちょっと苦労してるかなと思ったけど、二日目は良くなってましたよ。でもどうしても同じオナ役のふくちゃんと比べられてしまうので大変だと思います。

チュチュは可愛らしい妹役。どちらかと言えばチュチュ役の方が素のまりあちゃんらしさも出てる気がして好きでした。ナビで見た時にあまりの棒演技で大丈夫かな…とおもってましたが、そこから全然良くなってました。

野中美希(EAST:チュチュ・WEST:アマン伯爵)

トライアングル・リリウム感謝祭で演技観てたので上手いだろうなとは思ってましたが、歌が上手い。改めて。

チュチュでソロ歌唱があるんですけど(うわ歌上手いわ!)と思いました。12期では一番舞台に向いてる子だと思う。

逆にアマン伯爵は前半にちょっと出てきただけでほとんど印象なし。ちぇるももっといい役やってもいいと思いますね。

尾形春水(EAST:ローン・W:トマノ)

ローンはちょっと荷の重い役だったかなと思います。はるなんが上手いから余計に。

叔父の役だからフォースやチュチュより威厳ある雰囲気が必要だと思うんですけど、小田ちゃんがフォース、チュチュがちぇるなのでどうしても年齢差を感じさせない。

そこで観てても少し違和感を感じてしまって入り込めなかったというか。これはキャスティングのせいもあると思いますけど。

トマノは逆に上手かったです。ちゃらんぽらんな軽い雰囲気が大阪人の気質とあってたのかな。

羽賀朱音(EAST:石頭・WEST:ドゥマー)

羽賀ちゃんも演技上手かったと思います。低音の声が生きてた。

これもキャスティングがなー。石頭は教官役なので白号に一緒に乗ってたメンバーより年上っていう設定だと思いますけど、実際は一番年下なので教官らしく見えないというか。

これはもう私がメンバーの関係性を知ってしまっているので、純粋に演技だけで見られない。でもこの役は評判良さそうですね。

ドゥマーは最初どの役か分からなくて(銀色のかつらをかぶってた)しばらく誰だか分からなかった。EASTではつばきファクトリーの小片さんが演じてましたが、羽賀ちゃんのドゥマーの方が悪事に巻き込まれ感があった。

つばきファクトリー・研修生・演劇女子部

まずレッド役の岸本さんは演技上手かったです。殺陣は生田さんほどのスピード感はなかったですけど、声とかセリフの間の取り方とか。生田さんとは違った男らしさを演じてました。

あと目に留まったのが小片さんのドゥマー。トライアングルで観ただけですけど彼女は悪い役上手いですね。ほんとに嫌味な感じが出てる。

羽賀ちゃんのドゥマーは巻き込まれてる感じがしたけど小片さんのドゥマーは率先して悪事を働いてる感じ。それくらい悪い雰囲気出てました。

あとは、つばき・研修生・演劇女子部の子達はほとんどモブ役ですけど、このモブがすっごい大変。彼女たちの頑張りがあるからこの舞台が良くなってるっていってもいいくらいです。

入れ替わり立ち替わりモブでも役を変えてステージに立って、衣装チェンジも頻繁で早着替えかな?ってくらいあっという間に衣装を変えてステージに出てきます。

多分フォースより舞台に立ってる時間が長いと思う。

劇中の歌もメインキャストよりモブキャストが歌う方が多い気がする。名もなき役なのにかなり大変なことを彼女たちはしていると思います。

汐月しゅう(ゾンブル)未沙のえる(バパ)

元宝塚のお二人が客演。やっぱりすごい。セリフを発するとそれだけで舞台の空気が変わる。やっぱり格が違う。

しゅうさんめっちょ格好いい。本当の男役ってこうなんだなって思いました。

そして年齢を重ねたお二人が出てる事で舞台に重みがでるというか。大人の男性を演じるのは演技力があっても若いとさすがに無理があるので、このお二人がいるだけで演技が締まりました。

元宝塚の方と共演するなんてほとんどないと思うので、みんな何か得られるものがあったんじゃないかなと思います。

石田亜佑美(EAST:タダ・WEST:フォース)

さて亜佑美ちゃんです。一番最後にしたのは推しなので色々語りたいからです。

元々演技力に定評のある亜佑美ちゃん。今回は両方とも男役ということで、どんな演技をみせてくれるか楽しみにしてました。

最初に観て思ったのは身体の使い方が抜群だなと。

男役なので立ち姿・座り方・歩き方の全ての動き方を男の子っぽくしなければいけないけど、観てて全く違和感なかった。本当に男の子だった。

歩く時は爪先を外に向けてガニ股気味で(元々亜佑美ちゃんはガニ股らしいのでそこは自然だったかもしれませんけど)、肩を少し丸めて、立ってる時に腰を落とし気味にしてるんですよ。普段の彼女は背筋のばして姿勢がいいから立ち姿だけ見ても全然違う。

しかもタダとフォースでちょっと立ち方が違う。

多分ですけどタダよりフォースの方が家柄がいいと思うんです(国の総議長から暗殺の命令をされるくらいなので)、なのでフォースの時は少し背筋を伸ばして立つんですね。育ちの違いが立ち姿でも表れてたなと思いました。

あと腕をあげる場面でも脇を大きく開けてあげるので、それだけでも男の子っぽさが出てる。

そこを自分で考えてやったのか、自然とそうなったのかは分かりませんけど、イメージした通りに体を動かせるのは才能だと思います。

小田ちゃんが声を自由に操れるなら、亜佑美ちゃんは体を自由に操れるタイプなんだろうなと思います。

あと声もタダとフォースちゃんと変えてました。両方とも低めに出してましたがフォースの方が低い声だった。元々硬い声質なので低い声がはまる。違和感を感じることなく男役の亜佑美ちゃんを見ることが出来ました。

歌も良かったんですよ!推し補正も入ってますけどほんとに!ちょっと声量足らないかなと思うし、小田ちゃんふくちゃんにはかなわないかもしれないけど、あれで音痴とかいうならもう劇団四季でも観てればいいんじゃないかな。

劇中歌はかなりあるんですけど、聴いてみるとBS-TBSナビでの本読みや稽古シーンの所で、お芝居しながら言ってた言葉がそのまま歌になってる所が結構あるんですよね。

だからセリフが歌詞になってるんです。そして一番グッときたのが暗殺を命じられてからのフォースの苦悩するシーンとバセスカとの対峙シーン。

ここの劇中歌の歌詞は元はセリフだったみたいで、亜佑美ちゃんはその部分、セリフを言うように歌を歌ってる。

音に乗せるだけじゃなく感情も一緒に歌詞に込めて歌ってました。感情が高ぶってるから歌声がブレたりかすれたりもしてたんですけど、そこにフォースの思いが伝わってくるからめちゃめちゃ泣けました。

初日WESTはそれほどでもなかったんですけど、二日目の公演の方がさらにパワーアップして観てたら涙止まんなかった。

フォースのその場面が一番泣けますけど、タダの演技ももちろん良かった。

亜佑美ちゃん演じたタダは真面目で優しいけど女心に疎い男の子。ダブルキャストで同じ役を見比べると本人の持ってる資質も出てくるんでしょうね。工藤タダは優しいけど女の子に慣れてる感じ。同じセリフ同じ役なのに受ける印象が全然違いました。

亜佑美ちゃんのタダは本当にかわいい男の子って感じでした。少女漫画に出てくる男の子みたいだった。

フロル役の工藤との身長差どうなるのかなと思いましたが、亜佑美ちゃんがインヒールをしてるのか、舞台観てる限りではそんなに身長差は感じなかったです。同じか工藤の方がちょっと大きいかなくらい。

この舞台はタダとフロルの恋物語の側面もあるんですけど、フロルが「愛してる愛してる」って言葉で愛情表現をするのに対して、タダはあまり自分の気持ちを言わないんですね。

それにフロルが不安になってお互いすれ違ったりするんですけど、一番最後のシーンで東の地に囚われてフロルが指を切り落とされそうになった時。

それまであまり感情をあらわにしなかったタダが体を張ってフロルを助けて「僕は逃げも隠れも叫びもしない!!!」啖呵をきる場面。

今まではっきりしなかったフロルへの気持ちが一気に表れて感情を爆発させるシーンなんですけど、男声で啖呵切るからめっちゃ格好いいです。間違いなく惚れる。

とにかく、今回の男役はかわいいし格好いいです。

「続・11人いる!」の世界観がモーニング娘。と重なる

この舞台を観ていて思ったんですが、この世界観がモーニング娘。を取り巻く環境に重なって見えてしまいました。

大切な仲間を亡くし悲しいけれど、それでも前を向いて国を平和にするために進み続けなければならないというバセスカを中心とした仲間たちの姿が、メンバーの卒業によって一緒にいた仲間が居なくなっても、悲しむだけじゃなくそれを糧にしてさらに進化し続けるモーニング娘。メンバーとダブりました。

メインテーマ「東の地平・西の空」の歌詞の一番最後が

我らは旅立つ それぞれの 未来へ!!

という歌詞になってます。これを聞いた時、(進む道が違ってしまっても止まらずに進み続ける)彼女たちの姿が思い浮かびました。

かなり絶賛してますが、全部が全部良かった訳ではなく、ちょっとどうかなと思う部分もありました。

演技力の差

演技力の差はどうしてもあって、途中「学芸会かな?」みたいな所も正直ありました。元宝塚の方がいたのでなんとかボトムアップ出来てたところもあったり。

これはもう頑張ってって言うしか。あと稽古の時間もうちょっととってあげて欲しいです。あと前半盛り上がりもなくだらっと進むのでちょっと退屈しました。

キャステイング

少年役・青年役まではこなせるとして、中年役はかなり違和感あります。どんなに演技上手でもおじさんがかわいい女の子役を演じられないように、まだ10代半ばの女の子がおじさん役演じてるのはちょっと無理があるかなと。

オナの父親のオーセ役を演劇女子部の小野田暖優ちゃんが演ってるのがちょっと無理があったかなと。

だってふくちゃんのお父さん役になるんだし。登場シーンが少ないから女子部が演じたんだろうけど、せめて生田か飯窪さんにして欲しかった。

そしてWESTで飯窪さんがローン役で敵に襲われて行方不明になった後、すぐ総議長役で出てくるので一瞬混乱します。ローンって割とキーマンだからそこは誰か別の人にして欲しかった。

細かなミス

これは二日目でしたがちょこちょこミスがありました。

まずEAST公演中に舞台裏の声がマイクに乗って劇場内に聞こえてしまったこと。

「私のカバンがない!」とかいう声が聞こえてからすぐフォース役の小田ちゃんが自分の国から宇宙大学に戻ってくるシーンだったので、小田ちゃんの声だったと思います。

そして昼のWEST公演ではオナ役のふくちゃんのマイクがオフになっててセリフが聞こえなかったシーンがあったこと。こういった凡ミスが惜しいなと思いました。

どちらの公演が良いか

つらつらと舞台の感想を書きましたが、私があまり記憶力が良くないので抜けてる所や違ってる所もあると思います。あくまで主観ですのでご了承ください。

石田推しとしてどちらの公演を勧めるかと聞かれたら、選べない!です。どっちも良いもの。

たくさん舞台に出てて、少女漫画に出てきそうなキラキラ感ある男の子役を演じてるのを観たいならEAST

亜佑美ちゃんの演技力をリアルに肌で感じたいならWEST

かなと。WESTのフォースはあまり登場シーンが多くないですが、フォースとバセスカの対峙シーンだけで元取れるくらい良い場面です。

以上、超長々と書いた舞台感想でした。

最後にネタバレ(見たくない人は気をつけて)

最後に壮大なネタバレします。(白く反転してます)

見たくない人はここで引き返してください。

 

 

最後にタダとフロルのキスシーンありまーす!

 

 

石田工藤小田ガチ恋ヲタの人は気をつけてください。

ではでは。

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